「アンビバレント」は、欅坂46の曲です。平手友梨奈さんがセンターで7枚目のシングルです。
「Student Dance」
カップリング
「日が昇るまで」
「ガラスを割れ!」
欅坂46のシングル
「ジコチューで行こう!」
姉妹グループ[乃木坂46]の曲
この言葉には意味があって、同じ物事に対して、相反する感情を同時に抱くことです。
今回もセンターを務める平手友梨奈に、またもや似合う言葉です。
一時は、センターの重圧に潰されてしまったのではないかと囁かれた彼女だが、そんな噂を感じさせません。
「アンビバレント」に、思いを表現していくそのさまは、ファンのみならず全ての人に刺さるのではないでしょうか?
人の目を気にしないで、好きに生きていくという決意が込められているから、迷いがちな若者や、夢を失った大人の心もつかむと思います。
少し古めかしいサウンドも、全ての世代に親しみが持てるでしょうね。
「アンビバレント」は、少し変わった曲調ですが、馴染みやすく、早口なサビは何度も聞聴いていたくなります。
曲中に出てくる「ヘイ!」というコールアンドレスポンスも心が踊ります。
きっと夏フェスや、ライブなどでも絶対に盛り上がる一曲です。
また、Aメロはガールズラップという流行りもしっかり押さえていながら、無理をさせないラップになっていて、聴き心地がよいです。
一気に言葉を畳み掛けながら訴えかけてくるのに、適度に脱力感があります。
それで生じたスキマに、それぞれが自己を投影できて、完璧にみえるような欅坂46だが、
自分を見つめさせてくれる楽曲が多く、これもその中の一曲だ。
最後の歌詞を繰り返すところは、心の叫びを代弁してくれたかのような気持ちになります。
この言葉を残して終わることに意味があり、「アンビバレント」を聴けば、自由になれた感覚になれます。
そんな胸に響くような曲は、平成最後の夏にふさわしいです。