レコード大賞に選ばれた乃木坂46の「インフルエンサー」。
アイドルらしくない曲調と、難易度の高いダンスで注目を集めました。
「インフルエンサー」の着うたは、「オリコンミュージックストア」にて購入可能です。
乃木坂46の「ジコチューで行こう」や、姉妹グループの「アンビバレント」など、アイドルの曲は、ほぼあります。
乃木坂46のシングルです。
センターは、白石麻衣と西野七瀬コンビ。
アイドルといえば、派手な衣装を身にまとい、可愛さを前面に押し出した曲が一般的でした。
これまでの乃木坂46も清純さを売りにしていました。
しかし「インフルエンサー」では、アイドルらしさは全く見られません。
衣装は黒を基調としたロングスカートでまとめられ、振り付けもヴォーギングを取り入れたものになっています。
曲はカルメンのような雰囲気のあるもので、歌詞からも可愛さは全く感じられません。
近年、モーニング娘。’18に代表されるEDMやフォーメーションダンス、欅坂46に代表されるダークなミュージカル風の演出など、
これまでの路線とは違う道を行くグループはたくさんいます。
その中でも女子中高生を中心に圧倒的人気を博したのが乃木坂46です。
メディア露出も多い彼女らは、「インフルエンサー」をきっかけに、最も注目されることになりました。
AKB48のような、大人数で可愛く歌って踊る王道アイドルがいる一方で、
インフルエンサーのような真新しい曲で、興味を惹きつけることもあります。
しかも、清純を売りにしている乃木坂46だからこそ、曲のギャップを魅せることができたと思います。
また近年アイドル好きの間では「ガールクラッシュ」が流行っています。
これまでの可愛らしいアイドルのイメージとは全く真逆の、格好良さやワイルドさをアピールすることを意味します。
乃木坂46はこれをいち早く取り入れることに成功したといえます。
以上のように「インフルエンサー」は、脱アイドル的な一曲です。